高度プロフェッショナル制度とは?

高度プロフェッショナル制度と従来の裁量労働制との違いが判りません。
ふたつの違いについて教えてください。

高度プロフェッショナル制度は、高度の専門的知識等を有し、職務の範囲が明確で⼀定の年収要件を満たす労働者を対象として、労使委員会の決議及び労働者本⼈の同意を前提として、年間104日以上の休日確保措置や健康管理時間の状況に応じた健康・福祉確保措置等を講ずることにより、労働基準法に定められた労働時間、休憩、休日及び深夜の割増賃金に関する規定を適用しない制度です。

類似の精度として裁量労働制がありますが、大きな違いとしては以下があります。

・年収の制限
高度プロフェッショナル制度:1075万円以上の制限あり
裁量労働制:特になし

・労働時間の違い
高度プロフェッショナル制度:制限なし
裁量労働制:あらかじめ合意した時間分を働いたとみなす

・割増賃金の違い
高度プロフェッショナル制度:割増賃金の発生なし
裁量労働制:みなし時間を超えた分の残業代は発生。また深夜手当や休日手当も必要。

深夜勤務手当と休日手当の有無」「休憩時間の設定有無」「年収要件の有無」

厚生労働省「⾼度プロフェッショナル制度 わかりやすい解説」より
https://www.mhlw.go.jp/content/000497408.pdf

多様な働き方推進事業とは

多様な働き方推進事業は、千葉県内の中小企業を対象に、各企業で実施される「働き方改革」への取組みを支援する千葉県の事業です。企業向けセミナーの開催や、専門家の派遣などを無料で実施しております。1社1社、専任のコーディネーターがお話を伺いながら、自社にあったセミナーや専門家をご紹介いたします。今後の経営革新や課題解決に、ぜひお役立てください。