人材確保に課題を感じていませんか?

少子高齢化が進展し生産年齢人口が減少する中、人手不足が深刻化していると言われています。従業員の採用がうまくいかない、定着せず離職してしまうなど、人材の確保・定着に悩みを抱えている事業所も多いのではないでしょうか。

今回は、国が作成した人材確保の解決策の一助となる事例集を2つご紹介します。

1つ目の、厚生労働省が作成した「人材確保に『効く』事例集」は、人材確保が難しいとされる、保育、訪問看護、運輸、警備の4業種の事業主の方を対象に、社会保険労務士によるコンサルティングを行い、その中で得られた知見がまとめられています。事例の整理にあたっては、他業種にも適用できるよう配慮されており、「採用管理」「定着管理」「就労条件」「理念・価値観」という4つの分野、さらにこれを細分した11項目に分類することで、各テーマに関する課題を多角的に分析し解決策を検討していくことができる構成になっています。

人材確保が困難な原因を把握できるよう、チェック表も掲載されていますので、課題があるテーマの改善策を中心に、ご自身の事業所に合った雇用管理改善の取組を探してみてはいかがでしょうか。

 

2つ目の、経済産業省が作成した「中小企業・小規模事業者の人手不足対応事例集」は、①外形情報別(業種、規模等) ②経営課題別 ③事業戦略別 に事例を整理しており、類似の課題や戦略を有する企業の事例をより多く参照することができます。

人材確保に課題を感じている事業所の皆様は、ぜひご活用ください。

 

厚生労働省「人材確保に『効く』事例集」
https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11600000-Shokugyouanteikyoku/0000203093.pdf

経済産業省「中小企業・小規模事業者の人手不足対応事例集」
https://www.chusho.meti.go.jp/keiei/koyou/2017/170703hitodebusokujireisyuu.pdf

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